幻の名車

朝晩がだいぶ涼しくなり寝苦しかった夜がまるで嘘のようであります。

秋の訪れを感じさせられるなか、元気に鳴く蝉の音が近くで聞こえて参ります。

さて

秋を感じる清々しい朝、こんな日は風俗にでも行きたいものだ。今日は久しぶりに愛車である外国産の幻の名車(自己感覚)で松戸のデリヘル(出勤)へ出発したのはよいのだが、すぐに見知らぬ赤いランプが点滅した。何だ?また駐車場に戻り、点灯したランプがなんだかを調べると、どうやらラジエターのランプのようだ。ボンネットを開けてみるとクーラントの液がまるで入っていない。空っぽだ。ここしばらく乗っていなかったので蒸発でもしてしまったのか?それともまさかラジエターに穴でも?さっそくクーラントの液を満タンに入れエンジンスタート!見る見るうちに液がなくなる。下をのぞくと、私のおしっこよりも遙かに勢いよく液が流れ出している。間違えなくラジエターがパンクしたようだ。いい加減にしろよ幻の名車よ!どれだけ壊れれば気が済むのか?中古の外車、ある程度の覚悟はしていたが、そんなに甘いものではなかった。これまでどれだけ壊れてくれたのか。その度に入院しては高額な請求を受けてきた。「あっ~」なぜあなたは私の愛情に応えてはくれないのか。どれだけ愛すれば許してくれるのか。突然走れなくなった君と二人でなんど路上に佇んだことか。だが、君と出会ったおかげで修理屋さんの大お得意さまにさせてもらった。ありがとう。我が家では乗れない車、走らない車として馬鹿にされている。乗れない、走らない、でも税金はくる。車検もくる。まるで愛人一人を囲っているようなものだ。いや!愛人の方がまだ安くすむかもしれない。だが、考えようによっては今日はついている。走り出してすぐだったから路上で佇まなくてすんだ。幻の名車よ一度でいいから君が元気に街を走る姿が見てみたい。不安なく君に乗ってみたい。また修理屋さんが満面の笑みで君と私を迎えてくれることだろう。

 

おもてなし処 浮田